PROPOSAL / 2026.07 / FOR MERCURY
想像力を拡張するAI教育
カンブリアンゲーム × AI × AR
マーキュリー様への、次の一手。
いま店頭に届けている「塗り絵AR」は、大きな物語のはじまりです。ここから、子どもたちが「模倣」ではなく「創造」を体験する、AI×AR共創の世界へ。
01エグゼクティブサマリ
意思決定者の方がこの1枚だけで全体像をつかめるよう、要点を3つに絞ってお伝えします。
現状 — 「入口」を開発中
塗り絵ARは現在開発を進めており、店頭での子どもの滞在づくりが狙いです。体験の骨格は「描いた通りに映す=再現」で、ここから"創造"へと広げていける余地があります。
提案 — 模倣から「創造」へ
子どもが描く → AIが進化させる → 仲間の想像が合体する → まだ存在しない生命が生まれ、ARで地上に降りて動き出す。「想像力を拡張するAI」共創体験です。
効果 — 話題性・教育価値・事業化
「AIが想像力を広げる」という先進テーマは、メディア・教育機関・協賛を呼び込みます。御社の規模なら、単発PoCから長期の新規事業へ育てられます。
02現状の成果と、その先にある機会
まず、いま開発を進めている塗り絵ARは「店頭滞在をつくる」という狙いに沿って形になりつつあります。そのうえで、次の一手の機会を整理します。
手応えのある点(開発中)
- 塗り絵をスキャンすると魚が泳ぎ出す、直感的なAR体験を構築中
- 子どもが夢中になり、その間に保護者へご案内できる滞在導線
- スリランカ開発チームの得意領域で、安定した品質・スピード
まだ伸ばせる余地
- 体験が「描いた通りの再現」に留まり、驚きが一度きりになりやすい
- 利用データを持たない設計で、効果測定・改善に活かしにくい
- 「描いた魚が泳ぐ」お絵描き水族館型は完成された名作。同じ路線では差別化が難しい
機会。 御社は約5,800名規模、そしてエンターテインメント・エデュケーション・人材と、この体験と地続きの事業をお持ちです。「足回りの効く新規事業」として、大きく育てられる土台があります。AIで誰もが"それなり"のものを作れる時代だからこそ、エッジが効いて、目立つ体験に投資する意味があります。
マーキュリー様の事業と、この提案の相関
1つの体験基盤が、御社の複数事業に横展開できます。
03コンセプト —— 「想像力を拡張するAI」
「描いた魚が、そのまま美しく泳ぎだす」——お絵描き水族館型は、すでに確立された素晴らしい体験です。
私たちがご提案するのは、それを真似るのではなく、もう一つの切り口。AIが子どもの発想を進化させ、組み合わせ、まだ見ぬ生命を生み出す体験です。
私たちのご提案は、これです。— みんなの1本の線が、生命のように進化する
コンセプト全体像。この1枚が、体験の設計図です。※ 本図の一部キャラクターはイメージです。実制作では既存IPに似ない、オリジナルの不思議な生き物で構成します。
既存の"お絵描き水族館型"のAR体験と、私たちの提案は、目指す方向がどう違うのか。「別のプロポーション」として、4つの軸で整理します。
1「再現」ではなく「創造」
実在する生き物をきれいに映すのではありません。まだ存在しない生命を生み出す——「なぞる」から「生み出す」へ、体験の主役を移します。
2AIは「完成」させず「派生」させる
生成AIに丸投げすると想像力は縮みます。人が描く→AIが進化案を返す→また人が足す。ターン制の共同作業にします。
3合体で、予想外が生まれる
A児とB児の創造物をAIが介して合体。誰も想像しなかった生命へ。ゲームでおなじみの「合体」の楽しさを教育に持ち込みます。
4最後はARで、地上に降りる
画面の中で終わりません。生まれた生命が立体として現れ、歩き、喋る。「絵」から「生命」へと物語が着地します。
なぜ、AIを使うのか。 既存のキャラクターや作品を真似させるためにAIを使うのは、創作ではなく模倣です。私たちは想像力を"広げる"ためにAIを使います。これが教育的な価値であり、そのまま「話題になる理由」になります。
Before → After — 体験の質が変わる
「なぞる体験」から「生み出す体験」へ。ここが差別化の核心です。
04体験の流れ —— 描く、進化する、生まれる
この体験は、生命が爆発的に多様化した「カンブリア爆発」の発想を下敷きにしています。1つの線から、誰も予想しない生命が枝分かれして生まれていきます。
1
✏️
自由に描く
子どもが線や形を自由に描く。正解も見本もありません。
2
🤖
AIが派生させる
描いたものを元に、AIが進化・変形の候補を返します。
3
🧩
仲間が足す・合体
他の子のアイデアが加わり、思わぬ姿に変わります。
4
🌱
爆発的に多様化
連鎖しながら、無数の"ありえない生命"が生まれます。
5
🐉
ARで降臨
選ばれた生命が立体で現れ、歩き、喋りだします。
カンブリア爆発とは。 約5億年前、生命が一気に多様な形へと枝分かれした出来事です。「今あるものの範囲」を超えて姿が生まれていく——その"進化のワクワク"を、子ども×AIの共創で体験に落とし込みます。
05思想の裏付け —— 単なる"AIで生成"ではありません
「AIで想像力を広げる」というテーマは、いま急に生まれたものではありません。日本には、コンピュータがまだ非力だった時代から芸術×AI・共同創作を追求してきた系譜があります。
受け継ぐ、創作の系譜
複数人がネットワーク越しに1枚の作品を進化させる「連画」、連想と進化で無数のイメージが枝分かれする「カンブリアン・ゲーム」、一枚の壁を皆で共同で描く共同ペイント——こうした共同創作・想像力の拡張の実験は、20年以上前から積み重ねられてきました。
連画(ネットワーク共同創作)カンブリアン・ゲーム共同ペイントプラネタリウム描画
その系譜を汲むメンバーが監修
本構想は、こうした芸術×AIの草分けの系譜を汲むメンバーの視点で監修しています。「今あるものを真似る」のではなく「想像力を広げる」ためにAIを使う——という思想の筋が通っているからこそ、教育としての価値と、他にはない独自性が両立します。
思想的な裏付けがあることは、教育機関やメディアに向けた説得力・信頼性にそのまま効いてきます。
06体験の広がり —— 御社事業への横展開
共創ARの基盤ができれば、同じ技術資産を御社の他事業へ展開できます。主役は「想像力を拡張するAI」、以下はその拡張メニューです。
| 拡張アイデア | 内容 | 御社事業との接点 |
職業体験 AR/VR ※ 有力候補 | 消防・建築・整備などの職業を、AR/VRで体験(ホースでARの火を消す/クレーンで建てる 等)。持ち運べて、イベント会場でも繰り返し使える「動く職業体験」。 | エデュケーション × エンタメ |
| 教育・安全トレーニング | 介護・保育・現場安全などの状況を再現し、判断を記録→後から振り返り・評価。 | 人材・派遣 × 教育 |
| 適性・人材ゲーミフィケーション | 従来の適性検査を、対話・体験型に。応募者の離脱を防ぎ、体験価値を高める。 | 人材・採用 |
| データプラットフォーム化 | 現行ARに利用データ基盤を追加。滞在・反応を可視化し、改善と提案に活かす。 | セールスプロモーション |
進め方の考え方。 すべてを一度に始める必要はありません。まずは共創ARで手応えを掴み、御社の事業計画に合わせて、この中から順に育てていくのが現実的です。
体験イメージ(実例)—— AR職業体験・学びは、すでにこの形で実現しています

AR消防士体験ホースでスクリーンのARの火を消す。夢中で遊びながら学べる職業体験。

ARものづくり体験タブレットでキャラクターや仕掛けを作り、その場で動かして試す。

AR身体探検かざすと体の中の骨や臓器が見える。「なぜ?」を体験で学ぶ教育AR。

AR空間アクティビティ現実の会場に仕掛けを重ね、体を動かして遊ぶ大型AR体験。
上記は、AR体験がどんな形になり得るかの実例イメージです。私たちは、こうした水準の体験を御社のブランド・目的に合わせて設計・実装します。
07技術的な優位性 —— 掛け算で差をつける
AIで誰もが"それなり"のWeb・アプリを作れる時代です。だからこそ、現実世界とつながる領域の掛け算が差になります。私たちはその全レイヤーに実績とパートナーを持っています。
ここが強みです。 単体のAI生成物は真似されます。しかし「多人数リアルタイム × 現実世界への出力」の組み合わせは、思想・設計・体制の総合力が要る領域です。ここは専門性で戦える領域です。
実績と技術ネットワーク —— AR/VRの最前線につながっています
軍事・法執行機関グレードのAR/VR訓練
私たちがつながるAR/VRの実践は、実空間と連動したミッション予行演習(地図データから訓練環境を自動生成)、実機に近いセンサー連動、危機対応シナリオといった最先端の訓練シミュレーションにまで及びます。子ども向けの創造体験は、この技術水準からすれば十分に射程内です。
安全・研修トレーニングへの応用
同じ技術は、介護・保育・現場安全などの研修へそのまま応用できます。危険な状況を安全に再現し、判断を記録して後から振り返る——人材・派遣事業をお持ちの御社にとって、共創ARと並ぶ有力な展開先です。
参考:実空間・地図連動のAR/VR訓練シミュレーション(実機センサー連動・ミッション予行演習)の実際
位置づけ。 ここでご紹介したのは、私たちが関わり・連携するAR/VR技術の到達点です。「おもちゃのAR」ではなく、現実の任務・現場に耐える水準の技術を、御社の事業に合わせて安全・楽しく応用します。
ON AIR / テレビ東京「WBS(ワールドビジネスサテライト)」
世界初「ドローン航路」—— 弊社が手がけたシステムが全国放送で紹介
弊社が構築に携わったドローン航路システムが、テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」にて世界初の「ドローン航路」として取り上げられました。GPS・地図連動による飛行制御、物流効率化、官民の新インフラ戦略として、海外展開も視野に入る取り組みです。ドローンは、この体験を屋外・大規模へ広げる際の強力なピースになります。
出典:テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」放送より(弊社が構築に携わったドローン航路システムの紹介)
08拡大ビジョン —— 話題と投資を呼び込む絵
小さく始めた体験は、御社の規模なら大きな社会的イベントへ育てられます。以下は将来像の一例です。
例:全国の会場・学校をつなぎ、数万人の子どもが同時に1つの世界を創る2時間のイベントへ。
メディア連動
TV・イベントとリアルタイム連動。会場で生まれた生命が、最後に巨大な姿でARに現れる演出も。
協賛・パートナー
「教育分野でのAI活用」は、大手AI基盤や教育系スポンサーが関わりたくなる大テーマです。
PR・投資
プレスリリース映えし、新規事業として投資も呼び込みやすい。担当者の"やった感"にも直結します。
09進め方 —— 小さく試し、並走で育てる
いきなり大規模を目指すのではなく、手応えを確かめながら段階的に育てます。各フェーズは順番待ちではなく並走で進めるのが基本です。
アジャイルに開発し、御社のご意向を都度反映しながら並走します。
10費用感の考え方
まずは入口となる共創AR PoCから。その先の拡大は、御社の事業計画に合わせて柔軟に設計します。
Phase 1共創AR 小規模PoCまずはここから
1拠点で「描く→AIが進化→合体→ARで降臨」の体験を形にし、子ども・保護者の反応を確かめます。具体的な費用は、体験の規模・拠点数をふまえてご提示します。
- 体験設計・共創エンジン・AR実装・現地セットアップ
- アジャイルで短期間に"動くもの"をお見せします
Phase 2〜3プラットフォーム化・大規模化
多拠点・リアルタイム・大規模イベントへの拡大は、目指す規模やパートナー構成で大きく変わります。ご相談のうえ、柔軟に調整させていただきます。
- 拡大に応じた体制拡張(弊社アサインで責任を持って対応)
- 協賛・メディア連動を含めた事業設計もご一緒に
ご注意。 本資料は方向性を共有するためのコンセプト提案です。詳細なお見積りは、体験の規模・拠点数・時期をおうかがいしたうえで、別途ご提示いたします。
11ネクストステップ
1頭出し(オンライン)
本コンセプトの方向性を共有し、御社の反応・ご関心をおうかがいします。
2ご訪問・共創デモ体験
御社に伺い、共創ARのデモを実際に体験いただきながら、事業アイデアを一緒に膨らませます。
3PoC設計・お見積り
狙いに合わせてPoCの範囲を設計し、具体的なご提案・お見積りをご提示します。
まずは、御社に伺って一緒に体験しましょう。
ワクワクする未来は、実際に触れてみると、もっと鮮明になります。